GB Labs社は、デジタルメディア・ワークフロー向けのセンターストレージの開発とデザインを行うために設立されました。
ポスト・プロダクションに関する深い知識と経験を持ち、Final Cut Proを初めAvidやAdobeなど様々な映像制作ソフトウェアがどのように動作するか、どのようにすればそれぞれが調和して動作するかを理解している会社です。
そして、ポストプロダクションはもちろん、教育、軍事、医療、放送など最も過酷な環境での広範囲な研究の末に、現在のSpaceシリーズを完成させました。
Space 概要
ウルトラスピード、無限のスケーラビリティ、高度なデータセキュリティ
映像のプロフェッショナルに向けた、最もシンプルなネットワークストレージ共有ソリューション
映像制作において、増加し続けるマテリアルやコンテンツをどのように格納し、共有するかは重要な課題になっています。容量はもちろん、リアルタイム編集に耐えうる速度、重要なデータを保護するための堅牢性、ファイルのさらなる増加にも耐えうる拡張性、様々なワークフローに対応できるスケーラビリティ、そして導入障壁を下げる簡易性とコスト効率性。これらを高い次元で実現しながらも、MacやWindows、Final Cut ProやAvidあるいはそれ以外の様々なノンリニアシステムが混在する制作環境を統合し、共存させる。それを実現するのが、Spaceシリーズが実現する新次元のネットワークストレージソリューションです。
共存共栄
Spaceは、他のSANやNAS製品と違い、デジタルコンテンツを取扱うためにパフォーマンスが最適化されています。これは、開発元であるGB Labs社が、Final Cut Proを初めAvid、Adobeなど様々な映像制作ソフトウェアがどのように動作するか、どのようにすればそれぞれが調和して作業できるか理解しているからこそ可能になりました。
シンプルで簡単なセットアップ
普段運用しているイーサネットに接続するだけ、わずか1時間足らずで完全なストレージエリアネットワークを構成することができます。これは、多くのFibre ChannelをベースとしたSANとは一線を画すセットアップスピードです。セットアップが素早く簡単にできるということは、ダウンタイムをより少なく、よりビジネスを円滑に運用できるということにほかなりません。
オープン
Spaceはオープンで標準的なプロトコルを利用するため、簡単な設定だけで搭載された高速なイーサーネット接続を活かした高速なファイル転送を可能にします。ファイルシステムもオープンなXFSを採用しているため、ユーザーがメーカーのテクノロジーに縛られることがありません。主にサーバーで利用されているこのフォーマットは、最高の互換性を提供するので、数百時間におよぶメディアですらいつでも取り出すことができます。
スケーラビリティ
ポータブルモデルから大規模なクラスターまで、ポストプロダクション、放送、映画製作、教育、医療など、どの分野にも最適なビデオストレージソリューションを構成することができます。Spaceは、すぐに利用できるようにデザインされていますが、将来の拡張性も考慮して設計されています。そのため、拡張ユニットを追加するだけで簡単に需要に合わせたストレージ容量に拡張することができ、容量の拡張作業もバックグラウンドで行いますから、実質的にダウンタイムが発生せず、作業を止める必要がありません。
心に平和を
Spaceは、RAID5/6の冗長性だけでなく、容量の拡張機能、ディザスターリカバリーのためのレプリケーション機能を搭載しています。レプリケーション機能は、Space製品同士が相互接続して動作するため、バックアップのための複製やデータ保護のためのオプションを数多く選択することができます。遠隔地で動作しているSpace同士であっても、単なるコピーではない、データ変化に基づくGB Labsの同期技術によって、転送量を抑制した自動レプリケーションが可能になりました。これは、単にデータ保管についてだけの説明ではありません。データはライブで流れるものですから、GB Labs社は全ての製品のロードテストを、業界を代表するノンリニアシステムを実際に接続したビデオストリーム計測として実行するのです。これは、業界のほとんどのストレージメーカーのセオリーを超えて、「現実世界」でのパフォーマンスを保証するものです。これこそ真の心の平和。
ラックマウント
Space / Space SSD
フラグシップスペースモデル
Spaceは、大量のコンテンツを扱う大規模なワークグ ループを抱えるユーザーに向けて開発したストレージソリューションです。安心、安全で、しかも高速。Spaceはハイエンドデジタルストレージにおける悩みを取り除きます。
また、新しく追加されたSpace SSDはHDDと比較して30倍のスループットを実現。映画やアニメーション、CG、VFXなどの高解像度データを取扱うために十分なパフォーマンスを提供します。2K及び4K DPXファイルによるオンライン編集を共有ストレージ環境で実現する唯一のソリューションです。
Space はMac、Windows、Linuxそしてその混在クライアント環境でも完璧に動作する完全にオープンなシステムです。極めて短時間でのセットアップが可能で、Space EXモジュールを追加することで、ダウンタイムゼロで要求に応じたスケールアップを図ることができます。さらに、新しいSpaceファイルトランスファー ソフトウェアとの組み合わせにより、Space間で1000MB/sものスピードでデータ転送を実現しています。
主な特徴
- ストレージ容量は16TB、32TB、48TBの3バリエーション
- 4ポートのギガビットイーサネット(GbE)を介した、クライアントとのダイレクト接続のほか、対応するGbEスイッチとのチャネルボンディング(チーミング)接続が可能
- 拡張スロットに最大で5枚までのインターフェースカードを追加し、さらに多くのクライアントとのダイレクト接続や、パフォーマンスアップ、システムの拡張が可能
- 最大で12ポートまでの10GbEポートを搭載し、スイッチやクライアントとのダイレクト接続が可能・バックグラウンドオペレーションによるダウンタイムゼロでのストレージ容量拡張が可能
- RAIDカード1枚あたり、最大5基までの外部ストレージSpace EXが増設可能
- 2K DPXで9ストリーム、HDで900ストリーム、ProRes422で146ストリーム、非圧縮HDで9ストリームに相当する、3000MB/sを超えるスループット(SSDモデル)
- 性能低下のない、HDDと比較して30倍ものスループットを実現する高水準の同時リードライトパフォーマンス(SSDモデル)
パフォーマンス
SPACE Raw ディスクパフォーマンス
SPACE SSD Raw ディスクパフォーマンス
Space Echo
データリプリケーション用 ニアラインストレージモデル
Space Echoは、障害復旧に備えたコンテンツのバックアップを遠隔地ないしは、別の部屋、同室内どこにでも配置することが可能です。
主な特徴
- ローカルや遠隔ネットワークで間の全自動のバックアップとシンクロナイズ
- Space EXを購入して増設するだけの容易な容量拡張
- サーバーに直結するための2つのギガビットイーサネット(GbE)ポート
- クライアントアクセスのためのインターフェースを増設可能な拡張スロット
- 最大で6ポートまでの10GbEポートを搭載し、サーバーやクライアントと接続が可能
- 既存のSANを補う、メインストレージとしての運用も可能
- 完全に独立したメインの共有ストレージシステムとしても運用可能
Space EX
Space シリーズの容量拡張モデル
シンプルでハイコストパフォーマンスの拡張用ストレージ。SpaceまたはSpace SSD、Space EchoのRAIDコントローラ1枚に対して5台まで接続可能。
主な特徴
- Space EX 5基の増設により、RAIDコントローラ1枚あたり、最大288TBまでの容量を実現
- 高速なSASインターフェース接続
- RAIDコントーラの増設により、パフォーマンスを大幅にアップ
- 拡張ライセンス同梱
- バックグランドオペレーションによるダウンタイムゼロでの拡張
- ストレージ容量は16TB、32TB、48TBの3バリエーション
デスクトップ
Mini Space / Mini Space SSD
ポータブルでも利用可能な高スループットのメインストレージ
フィールドで編集を行うジャーナリストのために開発したポータブルの共有ストレージユニットです。Mini Spaceは手軽に持ち出すことができ、いかなる環境の取材先でも素材のストアや編集を行うことができます。Mini SpaceはMac、Windows、Linux、または、そのいかなる組み合わせの混在クライアント環境でも完璧に動作します。クライアントへの新たなインターフェースカードの増設や、特別な結線作業は必要ありません。
また、多くの一般的なストレージに比べて小型化を実現したと同時に、4TBモデルと8TBモデルの両方でRAID 6によるデータ保護を実現しています。内蔵のイーサネットポートは必要に応じて増設を図ることが可能です。SSDモデルでは最高2K DPX連番ファイル3ストリームの再生に対応します。
主な特徴
- 4ポートのギガビットイーサネット(GbE)ポート
- 拡張スロットを利用したスイッチを介さないGbEによる直結クライアントの増設や、2ポートまでの10GbEポートの増設が可能
- シングルAC及びデュアルリダンダントAC電源ユニット対応。デュアルリダンダントAC電源は容易に交換可能。またDC12Vでの動作に対応し、カーバッテリーやカメラバッテリーで動作可能
- SSDモデルでは4.8TBまでの容量に対応
パフォーマンス
MiniSPACE Raw ディスクパフォーマンス
MiniSPACE SSD ディスクパフォーマンス
Midi Space
静粛性に優れたデスクトップ筐体ストレージ
小規模なビデオ編集ネットワークに最適最 大24TBまでの静粛性にすぐれたセントラルストレージ共有ストレージの需要は、放送局や大規模なポストプロダクションだけではありません。ラックやマシンルームを持たない中小規模のオフィスでも快適に利用いただけるよう、コンパクトで静粛性にすぐれた筐体を設計しました。
主な特徴
- 4ポートのギガビットイーサネット(GbE)ポート
- 拡張スロットを利用したスイッチを介さないGbEによる直結クライアントの増設や、2ポートまでの10GbEポートの増設が可能
- デュアルリダンダント電源ユニットも利用可能 http://www.aja.com/en/articles/36
パフォーマンス
MidiSPACE Raw ディスクパフォーマンス
Nano Space
既存のeSATA RAIDをネットワーク共有ストレージへ
データストレージは、常にゼロからの新規導入ではありません。映像コンテンツを制作する多くの企業では、すでに高性能・低コストのSATAストレージが導入されています。Nano Spaceを導入することにより、既存のストレージ環境が、複数のユーザーとデータをシェアできる共有ストレージへと生まれ変わります。
主な特徴
- 2ポートのギガビットイーサネット(GbE)ポートを装備・GbEポートへのダイレクト接続や、GbEスイッチへのチャネルボンディング(チーミング)接続が可能
- 標準でストレージ接続用の2つのSATAポートを備え、オプションにより、さらに2ポートを装備可能
- 静かで、小さく、低消費電力
- クライアントに特別なライセンスや、専用のドライバーのインストールは不要
LTO アーカイブ
Space LTO
放送業界の非常に厳しいアーカイブ要件をクリアするために開発されたSpaceLTOは、最大4台のLTOドライブを搭載可能です。高速なバックアップと検索可能なメディア作成のために、それぞれのLTOテープに対してLTO規格の最高速度(140MB/秒)での読み書きを実現しました。GBLabsのSpace共有ストレージと組み合わせることによって、最大560MB/秒のアーカイブ速度を維持することが可能です。そのため大量のアーカイブを必要とするマルチチャンネルコンテンツの制作会社やコンテンツホルダーにとって最適なアーカイブソリューションです。
主な特徴
- 最大4台のLTO-5テープ(1.5TB)に対し同時にフルスピードでのアーカイブが可能
- 1台から4台までのLTOドライブを搭載可能
- Spaceストレージとの10GbE接続によって高速なデータ転送を実現
- Space環境でのディスク to ディスク to テクノロジーを利用した自動データオフロードを実現
Mini Space LTO
Mini Space LTOは、RAID5で構成された2TBの高速ストレージシステムが搭載されています。
メディアアセットのアーカイブを必要とする小規模なワークグループやフリーランス編集者に最適なLTO製品です。
主な特徴
- セキュアなテープアーカイブを可能にする1.5TBのLTO-5ドライブを搭載
- RAID5で構成された2TBのストレージを搭載
- 高速な2つのギガビットイーサネットポートによるシンプルなネットワーク接続
- AC電源、DC電源または2系統の冗長化を含むフレキシブルなPSUオプション
機能比較表
パフォーマンス比較
下記リストの製品名をクリックするとグラフが切り替わります。
ラックマウントモデル
| Space/Space SSD | Space Echo | Space EX | |
|---|---|---|---|
| 外形寸法(幅x奥行x高さ) | 490×700mm×3U 490 × 630mm×2U(SSD) |
490 x 700mm x 3U | 490 x 700mm x 3U |
| カートン寸法 | 680 x 870 x 330mm 680 x 960 x 270mm(SSD) |
680 x 870 x 330mm | 680 x 870 x 330mm |
| 本体重量 | 34.2kg / 22kg(SSD) | 34.2Kg | 32.2kg |
| 出荷重量 | 44.2Kg / 32Kg(SSD) | 44.2Kg | 42.2kg |
| 電源 | 100-240V AC、50-60Hz | 100-240V AC、50-60Hz | 100-240V AC、50-60Hz |
| 消費電力 | 33W(待機時)、350W(動作時 | 33W(待機時)、350W(動作時) | 33W(待機時)、350W(動作時) |
| 動作温度 | 10~35℃ | 10~35℃ | 10~35℃ |
| 筐体タイプ | 19インチラック3U対応 19インチラック2U対応(SSD) |
19インチラック3U対応 | 19インチラック3U対応 |
| 空き拡張スロット | 5 | 3 | - |
| 冗長化とデータ保護 | RAID6 / RAID5(SSD) | RAID6 | RAID6 |
| 電源ユニット | デュアル1200Wリダンダント リムーバブル電源 デュアル900Wリダンダント リムーバブル電源(SSD) |
デュアル1200Wリダンダント リムーバブル電源 |
デュアル1200Wリダンダント リムーバブル電源 |
| 対応クライアント | Windows、Mac、Linux | Windows、Mac、Linux | - |
| データレプリケーション | Space/Space Echoに対応 | Space/Space Echoに対応 | - |
| 容量パフォーマンス拡張 | Space EXに対応(SAS接続) | Space EXに対応(SAS接続) | - |
| クライアント接続用ポート | GbE* ポートx2 10GbE* CX4ポートx2(SSD) |
- | なし |
| システム管理用ポート | GbE* ポートx2 | GbE* ポートx2 | なし |
| モニタリング用ポート | IPMI対応イーサネットポートx1 | IPMI対応イーサネットポートx1 | なし |
| 製品保証 | 1年間(センドバック) | 1年間(センドバック) | 1年間(センドバック) |
GbE*:ギガビットイーサネット
デスクトップモデル
| Mini Space / Mini Space SSD | Midi Space | Nano Space | |
|---|---|---|---|
| 外形寸法(幅x奥行x高さ) | 270mm×410mm×220 | 210mm×500mm×440mm | 251mm×158mm×53mm |
| 本体重量 | 11kg/14.7kg* | 19.8kg/23.7kg* | 1.6kg |
| 電源 | 90-264V AC、50-60Hz | 100-240V AC、50-60Hz | 100-240V AC、50-60Hz |
| 消費電力 | 33W(待機時)、350W(動作時) | 33W(待機時)、350W(動作時) | 33W(待機時)、350W(動作時) |
| 電源ユニット | シングル電源ユニット デュアルリダンダント オプション:AC電源ユニット、DC 12V電源ユニット |
シングル電源ユニット デュアルリダンダント オプション:電源ユニット |
DCアダプタ |
| 動作温度 | 10~35℃ | 10~35℃ | 10~35℃ |
| 筐体タイプ | 静音型ポータブル筐体 | 静音型デスクトップタワー筐体 | コンパクトなデスクトップタイプ |
| ドライブ | ホットスワップ対応2.5インチHDDx8 ホットスワップ対応2.5インチSSD |
ホットスワップ対応3.5インチHDDx8 | HDDは非搭載 2または4ポートのストレージ 接続用eSATAポート |
| 容量 | 4TB/8TB/4.8TB (SSD) | 8TB/16TB/24TB | - |
| 空き拡張スロット | 1 | 3 | - |
| 冗長化とデータ保護 | RAID6 RAID5 (SSD) |
RAID6 | - |
| 対応クライアント | Windows、Mac、Linux | Windows、Mac、Linux | Windows、Mac、Linux |
| データレプリケーション | Space/Space Echoに対応 | Space/Space Echoに対応 | Space/Space Echoに対応 |
| 容量パフォーマンス拡張 | - | - | - |
| クライアント接続用ポート | GbE* ポートx2 10 GbE* CX4ポートx2(SSD) |
GbE* ポートx2 | GbE* ポートx2 |
| システム管理用ポート | GbE* ポートx2 | GbE* ポートx2 | なし |
| モニタリング用ポート | IPMI対応イーサネットポートx1 | IPMI対応イーサネットポートx1 | なし |
| 製品保証 | 1年間(センドバック) | 1年間(センドバック) | 1年間(センドバック) |
*:デュアルリダンダント電源の場合
ご購入先・認定代理店
※五十音順
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