Super Tier 1

最速の HDD 共有ストレージ

SSD アクセラレーションにより、オンライン向けのパフォーマンスを実現

st1

従来のセントラルストレージには限界が見え始めています。

現在、メディア関連企業や放送局の編集チームやグレーディングチームは拡大しています。それらの現場では、より多人数のオペレーターに対応できる、より大きなストレージ容量とより高速な読み書き性能が必要になっています。マルチフォーマットビデオ環境と今まで以上に高解像度なファイルが登場する中で、従来の HDD ベースのストレージプラットフォームの限界を超えて「スピードと容量」の両立が求められるようになりました。

この問題に対する典型的な解決策は、新型の高速で大容量の HDD 搭載型のネットワークストレージに入れ替えることです。しかし、この方法は経済的にもテクニカルリソースの観点でも非常に高価で無駄が多い方法です。純粋な性能に関して言えば、スピニングディスクテクノロジーは限界に達しつつあります。

ふたつ目の異なる解決方法は Tier 0 ストレージに投資することです。この GB Labs 独自の SSD ベースのストレージはVFX、非圧縮ビデオのグレーディング、負荷の大きい様々な解像度が混在するプロジェクトに最適です。これは技術的に魅力的な方法です。GB Labs の Space SSD は 6,000MB/s を超える極限のデータレートを維持し、8K ワークフローに最適な製品です。しかし、比較的容量に制限があり、ソリッドステートドライブは高コストです。同様に追加のストレージアレイを管理する問題もあり、多くの企業は他の解決策はないか必死に探しています。

そして、GB Labs は 3 番目の解決策を開発しました。従来の HDD 型の Tier 1 ストレージにアクセラレーターを追加することで、最大 600% の高速化を実現するソリューションです。このソリューションでは、全く新しいストレージインフラやネットワークアーキテクチャを入れ替えることなく、複数の OS が混在する大規模なワークグループや 4K/HD が混在する環境への対応が可能になります。

同時に HyperSpace は以前から導入されていたオンライン HDD ストレージを高い費用対効果で 2.3PB まで拡張することも可能なので、高解像度を扱うプロジェクトと最大規模のワークグループ管理への移行も円滑に行えます。

高速な SPACE

比類のない Tier 1 パフォーマンス

SPACE は GB Labs が設計と生産を行う、市場で最速の共有ストレージです。ネットワーク経由で HD や 4K を扱う業務やコラボレートを実現し、ワークフロー効率を大きく向上させることができます。

Space はネットワークアタッチトストレージ (NAS) を再定義しました。ファイバーチャネルや iSCSI 接続の共有ストレージの真の後継者になるべく開発されました。これら SAN の技術は、導入が複雑で、保守が大変で、拡張性が低く、高いレベルのサポート能力が求められます。

Space はこれらすべての問題を解決しており、前例にない水準で高いパフォーマンスと拡張性を実現しています。

主要な特長
  • 比類のない Tier 1 パフォーマンス、実環境でテスト済み
  • クライアント OS が混在する環境にも、クライアント用ソフトウェアやドライバーを追加することなく対応
  • 拡張できるパフォーマンス : HD から 4K や、その先まで
  • 動的な拡張により、大規模な容量の追加が可能
  • クラウドやリモート環境へのデータ複製機能を内蔵
space rack
メディア共有のための Space

コンテンツ制作チームはファイルとプロジェクトを共有して働くことで、真に自由に想像力を発揮できます。Space ストレージを用いることで、Mac、Linux、Windows クライアントは同時にプロジェクトにアクセスすることができ、管理者はアクセス権やストレージクオータ、データ帯域を変更することができます。

面倒な事とは無縁

Space は導入、保守、アップグレードが簡単に行えるように設計されています。IP 接続のため、世界中のどこで使用していても、ダイアルインサポートによるリモート操作であらゆる問題を解決できます。データ転送は高速な 1Gb、10Gb もしくは 40Gb 接続で行われます。特に GB Labs 製のユニット間では、インテリジェンスにデータをやり取りでき、際立ったワークフロー効率を実現します。

専用設計の OS

GB Labs が社内で一から開発した Core OS は Space メディア共有ストレージ専用に設計されています。対障害性が高く多目的な OS のため、非常に堅牢なプラットフォームを構築でき、ミッションクリティカルな環境にも対応します。

将来性

Space のすべてのラックシステムは、パフォーマンスと容量を拡張することが可能です。技術者はシステムに求められるパフォーマンスが追加あるいは拡大した時に、テラバイト級からペタバイト級に容量の拡張を行えます。

SPACE EX

space ex
EX で拡大

性能面で他製品の HDD RAID システムを凌駕するだけでなく、拡張性の面でも Space は一歩秀でています。Space、Space Midi 3RU、Space Mini 1RU のいずれのラックシステムも、専用の EX ユニットを使用することで容量を動的に追加できます。最少のシステム構成またはハードウェア構成で導入し、必要なストレージ容量が増えた際に EX を追加することができます。この方法によるストレージの拡張は素早く、費用対効果が高く、データを保存し直したりする必要もありません。

読み書き性能を加速 : Space EX

Space EX はあらゆる Space ユニットのパフォーマンスを向上させられる特徴があります。最大 3 つの RAID コントローラーを追加して使用することで Space は驚異的に加速します。これは、拡大するワークグループ、または、同時に複数の圧縮されたマルチストリームや非圧縮の HD を扱うような負荷が大きいプロジェクトに求められるパフォーマンス水準を達成しています。テストでもその実力は示されており、EX を 1 台追加した Space で、同時に 100 ストリームの XDCAM 50 を安定して扱うことができました。

HyperSpace

space and hyperspace
HyperSpace とは

HyperSpace は HDD ユニットに追加できる SSD ベースのアクセラレーターです。Space Tier 1 ストレージユニットと共にインテリジェントに動作し、DPX ストリームにも対応できる極限のパフォーマンスを達成します。さらに、ホストアレイの容量を減少させることもありません。このアクセラレーターの I/O パフォーマンスは HDD システムと、究極のパフォーマンスを誇る Space SSD との間に位置します。

レイテンシーをインテリジェントに低下させ、更に高い IOPS 性能により、ユーザーエクスペリエンスは最大で 600% 高速になります。

IDA2 (In-flight Data Acceleration) と超高速な DRAM ベースの Chaos Cache という、ふたつの独自技術を組み合わせたことで、このシステムは卓越した性能を実現しました。In-flight Data Acceleration は GB Labs が開発した洗練された技術で、DRAM Chaos Cache、SSD アレイ、HDD RAID 間で保存するデータをインテリジェントに制御します。その結果、シングルボリュームとして動作する、最速応答を誇るプラットフォームになっています。ネットワークに接続されたユーザーは、ワークステーションを再構成したりドライブのリマップを行ったりすることなく、このストレージで以前と同様に (しかし以前よりも遥かに高速に) 読み出しや書き込みを行えます。

throughput graph
ソリッドステートによる加速

Space に HyperSpace を追加することで、最速の Tier 1 パフォーマンスを実現できます。4K DPX ワークフローもしくは最大規模の HD ワークグループに Space を導入できるようになります。

HyperSpace を Space に接続すると、In-flight Data Acceleration 2 (IDA2) を利用できるようになります。IDA2 は DRAM ベースの Chaos Cache を経由して蓄えられるデータをインテリジェントに制御します。HyperSpace に搭載された SSD と Space に搭載されている HDD の組み合わせは、パフォーマンスの増強と容量の拡張を高い費用対効果で実現します。

この独自技術で常時最高のパフォーマンスが発揮されます。その間、データは RAID 6 で保護されている Space のハードディスクで安全に保たれます。

400% 以上のパフォーマンス

Space Tier 1 の構成に HyperSpace を 1 台追加することでパフォーマンスを最大 400% 以上に引き上げることが可能です。究極のパフォーマンスを得るために最大で 3 台の HyperSpace を組み合わせて利用でき、最大で 2.3 PB を扱えるマルチコントローラーシステムとして強化、拡張が行えます。