複数のユニット間でライブビュー配信、メディア / メタデータもシームレスに共有

この1週間、QTAKE のエコシステムをどのように遠隔操作のワークフローに活用できるのか教えて欲しいという要望が非常に多くありました。リモートワークへの需要が急増し、QTAKE を扱うオペレーターだけでなく、プロダクション、制作代理店、ポストプロダクションのスタジオなどからもひっきりなしに依頼が来ています。

プロジェクトで QTAKE エコシステムを活かせば、状況の変化にも迅速に適応できます。活用方法については下記をご覧くだい。

Cloud Streaming

業界標準となっている QTAKE STREAM モジュール と、無料のクライアントサイド・アプリケーション QTAKE Monitor を組み合わせれば、ライブビューを最大 16 人に配信することができます。

QTAKE Cloud はローカルネットワーク経由で、QTAKE STREAM モジュールの機能性を拡張します。安全かつ暗号化された接続で、世界中のどこからでも繋げることができます。

1 台の QTAKE システムから全ての Apple プラットフォーム (iOS, macOS, tvOS) へ、メタデータを含む最大 8 台のカメラソースをストリーミングできるため、現在利用可能などのオプションよりも優れたソリューションです。

活用例

• 米国の制作チームが、ニュージーランドの撮影現場からの映像をライブストリーミングで確認
• さまざまな国に点在する多くの撮影チーム間でそれぞれの撮影映像をストリーミング共有し、即座に互いのフィードバックを交換
• Apple TV 用のシンプルなアプリケーションを使って、プロデューサーはオフィスから複数のプロダクションをモニタリング
• 双方向のストリーミングによって、ディレクターが編集セッションにリモート参加

必要条件

• QTAKE Video Assist v1.4 またはそれ以上のファームウェア (最新バージョンは v1.5.002)
• 少なくとも QTAKE モジュールの BASE、STREAM、SERVER のライセンスを保有
• ストリーミング配信環境での信頼性の高いインターネット接続

ライセンス

• Cloud Streaming には QTAKE Server のライセンスが必要となります。このライセンスはレンタルのみで、永久ライセンスはありません。
• QTAKE Server のアプリケーションをインストールする必要はなく、.lic ファイルを QTAKE のライセンスフォルダにコピーするだけでご利用いただけます。

設定方法

• オンラインのユーザーマニュアルをご確認ください。
• https://in2core.com/manuals/#cloud-stream

Cloud Sync

QTAKE Cloud Sync は、点在する複数のユニット間でもメディアとメタデータをシームレスに共有できます。同じ iOS 用の QTAKE Monitor アプリケーションを使えば、収録されたすべての撮影テイクとリハーサル映像にアクセス可能です。
QTAKE Cloud Sync によって、QTAKE Server のお好みの機能をクラウド上で簡単に利用できます。

活用例

• 時差によりプロダクションがライブ配信を確認できない場合
• 撮影の現場に入る多忙なディレクターが、宿泊先へ向かう道中でライブストリーミングを確認
• 編集担当が遠隔地にいるディレクターにシーケンスの確認を依頼

ライセンス

• インターネット上でこの同期機能を利用して、Web クライアントにサービスを提供する場合は、QTAKE Server の通常版ライセンスに加えて QTAKE Cloud サービスをレンタルする必要があります。
• Cloudsyncについてご相談の際は MIMテクニカルサポートにご連絡の上、詳細をご確認ください。
• プロジェクトで QTAKE のメディア / メタデータと Moxion.io の同期が必要な場合は、ご注文の際に QTAKE Server PRO のモジュールを必ず追加してください。

新着情報

QTAKE を使ってリモートワークを実施する機会があれば、最近更新されたいくつかの機能改善も活用できます。

• AppleTV 向けの QTAKE Monitor は、最大 9 つの配信先へ同時にクラウドストリーミングができるようになりました。
• QTAKE Server PRO のモジュールでは、QTAKE Streaming で最大 160 クライアントまで対応できるように拡張されました!

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